ハゼ釣りのベストな餌とは?
雑食性のハゼは何でも食べるホタテ、釜揚げサクラエビ、ソーセージ等。
特に夏場のデキハゼは餌が投入されるや争ってどんなものでも食べる。
通常、ハゼは多毛類、甲殻類、貝類、小魚などを貪欲に捕食するが、藻類を食べること食性もある。
しかし、人と同じように魚、ハゼもいつもその場所で食べている餌には警戒心を抱かずに貪り食うがワーム等の人工の餌には警戒して中々、口にしない。
しかし、秋以降のダボハゼは更に餌を吟味して食べるようにようになり、なかなか針に掛らなくなる、俗に言う『ハゼの居食い』である。
餌(ベイト)を把握、分析せよ!
ハゼ釣りする前に現地でハゼは何も常時、食べているのかを調べることは釣果につながります。
①岸辺で採取できる ミミズ、川エビ等の餌をチェックする。
②釣れたハゼの胃に何が入っているかを見てみる。
以上は誰もができる方法です、しかし他のアングラーと同じ事をしても釣果は同じです、差がをつける為には他のアングラーがしてない事をする必要があります。
例えば水中カメラ(GoPro等)を投入して水中の現場を見る、一番、確実で簡単な方法です。
下記はハゼ釣りのプロ 398さんの水中映像です。
ハゼ釣りおじさんの水中映像まとめ
餌(ベイト)が把握できたら餌の特徴、動き方、習性に合わせてアクション決定する。
マッチした餌を記録せよ!
餌の時期、ポイント、習性、色や形状等を検討して釣れた場合は記録として残しておけば貴重なデーターになりますので釣果は大きくアップし、釣りの楽しみも格段に上がると思います。
いろいろな釣り場で釣りをして例年ならどのベイトがどの時期にどこに接岸するか分かっているとボウズは確実に減ります、何時ならあそこではハゼが釣れる予想を立てて、無駄なくその年の釣行が楽しめるように年間のハゼ釣りスケジュールの作成をお勧めします、人生は有限です、その貴重な時間を有効に活かしましょう!
イソメを使い廻せ!
ハゼ釣りでは、新鮮な餌よりもボロボロの餌を大事に使いまわすのが釣果アップに繋がる、だからハゼに針を飲み込まれないように合わせを入れ、針を外す時はイソメを繰り返し使えるようにする。
その為には
①餌は餌持ちが良い、丈夫なイソメを使用。
②流線形の長い軸のハゼ針よりも短くコンパクトな袖針の4~5号
③合わせが取りやすい先が柔らかい竿先。
がハゼの数釣りに向いていおり、柔らかくボロボロになったイソメと小さく、食いが良い袖針と組み合わがベストです。
ハゼの餌(ベイト)の種類
ハゼのエサは一般的には餌持ちが良い青イソメが一般的に使用されているがその他にも雑食性のハゼに適したホタテ、エビ等のエサがある。
その時期、その場所で食べているハゼのエサに合わせて釣ることが爆釣への近道。
ハゼ釣りの餌 石ゴカイ、ジャリメ、赤イソメ
石ゴカイは、養殖技術が確立しており、ほとんどが国産です。
体長は、平均すれば10センチ前後で、あまり太くはならないのが特徴でハゼ釣りにはベストマッチしている餌です。
しかし、生命力が強く、針に刺したあともよく動くため、アピール性に優れ、ハゼやシロギスの特効餌とされています、ハゼ狙いのときはタラシを少なめ(3cm以下)にして、小さくつけます。
また、釣り上げたハゼが針を外した際に吐き出した石ゴカイは何回でもそのまま使えます。
ハゼ釣りの餌:青イソメ
石ゴカイの次にハゼ釣りによく使われる餌は、青イソメです。
青イソメはかつては朝鮮ゴカイと呼ばれていましたが現在は中国からの輸入品が大半です。
魚のエサとしては万能であり、投げ釣りしても持ちがよく、あらゆる釣りのエサとして使えます、又 価格はイソメ類中最安値で販売されており、現在の価格は60gで500円前後です。
石ゴカイ 青イソメ 違い
見分けるポイントは「体長」です。
一般的にアオイソメとイシゴカイではアオイソメのほうが体長が長い個体が多い。
大きさの目安としては、アオイソメが10cmほどに対して、イシゴカイは5cm程度の個体が多いです。
もう一つの見分けるポイントは、「体色」です。
アオイソメは名前の通り、全体的に青っぽい色をしており、一方イシゴカイは赤色をしているのが特徴です。
下記の様な違いがあります。
名前 | 特徴 | 別名 |
石ゴカイ | 細い、短い、ヌルヌルしている | ジャリメ、赤イソメ |
青イソメ | 太い、長い、弱るとプチプチ切れる | 朝鮮ゴカイ、青虫 |
ハゼ釣り 塩イソメ
余ってしまったイソメを塩漬けにして保存餌としてハゼの餌として使用する事ができます。
作り方は残ったイソメをケースにいれ、生きているときに塩をたくさんかけ冷蔵庫で1日保存し、翌日、塩によりイソメから出てきた体液を捨て、再度塩で蓋をして冷蔵する。
利点として動かないのでハリに刺しやすい、臭くない、餌持ちが良い点です。
又、ホタテ味、エビ味の塩イソメも市販されているのでハゼ釣りにマッチしています。
イソメの友
活きているイソメににふりかけてまぶして使用します、イソメ・ゴカイがほぐれて滑らず、掴みやすくなります。又イソメの鮮度、活きの良さを長時間 保持できます。
ホタテ味の「ホタテっ粉」という商品も販売されています。
ハゼ釣りの餌:ミミズ
ハゼ釣りでもミミズは非常に質の良い餌になります、しかし、塩分濃度が高い場所では青イソメにほうが餌持ちが良いです。
大きいサイズのミミズは3cm程度に切って使います。
畑を掘り起こせば沢山、採れますが時間がない時は釣具店で販売しているミミズ『
りんたろう君』を購入すれば時間を節約できます。
ハゼ釣りの代用餌:ボイルホタテ
ボイルホタテは最近流行のハゼ釣りに使える餌です、臭くないので女性、子供でも使えます。
大きなホタテ貝は高くついてしまうので「ベビーホタテ」として販売されているものを選んだ方が安くすみます。
「ベビーホタテ」は、ホタテ貝の稚貝であり、ホタテ貝の養殖の際に、成長が遅いなどの理由で間引かれたものを集めて安価で販売しているものです。
ハゼ釣りの代用餌:桜エビ
甲殻類を捕食することもあるハゼにとって、エビは普段から食べ慣れているエサとも言えます、スーパーなどで売られているボイルされたサクラエビなどでもハゼに対する集魚効果が高く直ぐに寄ってきます。
動画 桜エビ 集魚効果 水中撮影
ハゼ釣りにおすすめの代用餌:ワーム
活きたイソメに触るのが苦手なアングラーは少なくありません。
そんな時はワームが便利です。
ワームは活き餌ではありませんが、最近は匂いや旨味成分を含浸させたものがたくさん発売され、生餌に負けない集魚効果を持つものもあります。
また、生分解性ゴムを素材に使用しているため、海中にとどまっても分解して土に還ります。
ハゼ釣り エサの付け方
エサに付け方によっても釣れ方が全然違います、時期及びハゼのサイズに合わせて餌をつければ爆釣します。
夏ハゼに適した餌付け法
キヂ(ミミズ)やジャリメなども使われるか、釣具店などで入手しやすいアオイソメがあれば問題ない。アタリがあるのにハゼか全く掛からない時の原因は、餌が大きすぎることが大半。
夏場の小型ハゼにはアオイソメの囗から針を差し入れ、針軸いっぱいの通し刺しにしてタラシ無しか、タラシ5mm以内にごく小さく付けることか基本。
アオイソメの頭部はひとつの頭で10匹以上のハゼを釣ることも可能で、堅い囗周りだけ残った場合には、胴の部分を5mmほど付け足すのがコツ。
また食いが渋い時には、軟らかい桐の部分だけを小さく付けると効果的である。
秋ハゼに適した餌付け法
晩秋10月以降の落ちハゼの時期になると餌をより好みするので、アオイソメの付け方は釣果の良し悪しによって工夫することがキーポイント。
硬い頭から通し差しにして、タラシの長さは2~3cm止まりか基本。
食いが少し渋くなってきた時には、頭のチョン掛けをベースにして柔らかい胴の部分を追い刺しにし、さらに食いが悪い場合は2本3本の房掛けにしていく。長い1本のアオイソメよりも、ハリ
が見えないくらいタンゴ状の房掛けのほうがアピール度は断然高く、餌は面倒がらず投げ直すたびに付け足すこと。
まとめ
一番釣果が安定して釣れる餌は赤イソメ、餌持ちがいいの餌は青イソメ、餌が触れない方におすすめするのがボイルホタテです。
ハゼを沢山釣るなら、「釣れる状態の餌をいかに長く使うのか?」これがポイントになる場面も多いので青イソメがお勧めです。