ウェーダーの選び方 英語:wader
ウェーダーとは渓流釣りをはじめとしてウェーディング(水中に入るとき)に着用する胴長靴のことを指します。
ウェーディングを行う事で釣れる範囲が大きく広がります。
飛距離の限界を超えた沖の魚にアプローチ出来たり、陸側の障害物に水側からキャスト出来ます。
川のスズキは、立ち込んで(ウェーディング)釣ることがほとんどです。また、砂浜や磯のスズキ釣りでも、岸辺に打ち寄せる波で、体を濡らすことがよくあります。
足元を洗う程度の波でも、ウェーダーを履いていると、体を濡らさずにすみます。
ウェーダーは大きく分けるとヒップウェーダー、ウエストハイウェーダー、チェストハイウェーダーに分けられます。選び方としては深いところまで入るかどうかによって決まりますが、『大は小を兼ねる』で浅いところでもチェストハイウェーダーを利用している人もいます。
ウェーダーを選ぶ際のポイントは下記の6つです。
1.タイプ(デザイン):
チェストハイウェーダー、ヒップウェーダー、ウエストハイウェーダー
2.生地:透湿素材、ネオプレーン、ナイロン
3.靴底(ソール):フェルトソール,フェルトスパイク,ラジアルソール
ウェーダー タイプ(デザイン) 種類
チェストハイウェーダー:
胸までの長さで腰のあたりまでの水深まで立ちこむことが可能です。
波が高い時、深場などはこのウェーダーがお勧めです、ウェーダーの主流のタイプです。
ルアーフィッシングではチェストハイ一がお勧めです。
ヒップウェーダー:
浅瀬やちょっと水の中に入りたい時はこちらのヒップウェーダーです。
他の形状に比べ短いのが特徴で、わずらわしい脱ぎ履きが楽で通気性もあります。
また動きやすいのもポイントです。
ウエストハイウェーダー:
腰まであるタイプのウェーダーです。
比較的浅い場所までの使用が理想で、膝くらいまで立ち込めるウェーダー。
ヒップウェーダーよりは安心感のあるタイプです。
ウェーダー 素材(生地)種類
透湿素材:
透湿素材(とうしつそざい)とは外からの水は通さず且つ内側の湿気(水蒸気)を外へ逃がす性質を持つ素材のことです。軽量で薄いのも特徴です。
ナイロン素材に比べて価格が高いですが通気性あるので夏場での使用では非常に快適です。
高級なウェーダーはすべてこの素材が使用されています。
但し、ひと口に透湿性素材といっても蒸気を発散させる透湿性の程度は製品によって異なるでの注意が必要です、透湿素材にはゴアテックス、エントラント等の種類があり、各社で開発、販売されています。
ネオプレーン:
ネオプレーンは伸縮性があり、且つ保温効果があるのが特徴です。
ダイビング用の生地として開発されサーフィンのウェットスーツにも使用されています。
冬場の立ちこみにはベストな素材です。
釣り用のネオプレーンは高価なものが多いですがダイビング、サーフィンのウェットスーツは釣り用と比較して価格が安いモノがあります。
ナイロン:
ナイロン素材は比較的丈夫で、蒸れ易いので快適性はイマイチですが何よりも安価なのが特徴。消耗品と割り切って使う方に好まれるタイプです。
初めてウェーダーがほしいという人にはお勧めの素材です。
靴底(ソール) 種類
磯、防波堤での釣りをする際に一番、重要なのは足元であり、靴底です。
安全性を考慮して自分がウェーディングする場所の地形にあわせて選定してください。
フェルトスパイク:
フェルトにスパイクピンが埋め込まれているソール、ピンがあるおかげで滑りやすい場所でもピンがくいこむのでスリップしにくいです。
現在主流のタイプです、安全性を考慮するとフェルトスパイクがお勧めです。
フェルトソール:
硬いスポンジのような底をしていて苔のついた場所に強いです、フェルトソールはオールマイティな靴底です。歩き易く、滑りにくいのが特徴。
ラジアルソール:
ラジアルソールはゴム底です。濡れたコンクリや苔のある場所では非常にツルツルと滑り易いので注意が必要です。あまり主流のタイプではありません。
どこでも歩きやすいのがメリット。砂浜では歩きやすい。しかし、苔が多い河川などでは底が滑りやすく危険。
ウェーダー手入れ(保管)&メンテナンス
汚れを落とす
シーズン中は庭用の高圧ホースで汚れを洗い流します。
シーズンオフになれば洗濯機で選択します。ウェーダーの表生地は汚れると撥水性効果が著しく低下します、製品によっては洗濯機不可もありますが最近の商品はの多くは洗濯機OKです。 (ウェーダーの説明書を読んでください)
また、濡らす前にウェーダーを吊るして水をたっぷり中に入れてチェスト部分から下に 絞って行くとピンホールの点検も出来ます。
乾燥、陰干し
ウェーダーを吊るして干します。
防水材
汚れを落として乾燥させれば浸透防水効果は回復しますが更に撥水性を上げる為に表生地に フッ素系のスプレーします。
保管、収納
完全に乾いたら通気性の良い場所で保管します。
(夏場使用後に車等の通気性の無い袋に保管するとフィルムの剥離の原因になります)
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フィッシング用シューズの選び方
ボートゲームの場合、暖かい季節はデッキシューズ、寒い季節はラジアルソールの防水防寒ブーツ。港湾部では、水をかぶる場所ならニーブーツ、濡れる心配のないところならスニーカーでもOK。
滑る場所ではスパイクシューズが必要。サーブの場合、暖かい季節はウェーディングシューズ、寒い季節はネオプレーンウエーダー。磯場では、岩ノリの生える冬場は磯タビ、それ以外はスパイクソールのウエーディングシューズ。河川の釣りでは、ウエーディングする場合はネオプレーンウエーダー、それ以外はスニーカーでも可。
フェルト靴底タイプ
フェルトの靴底のシューズが売られているがこれは苔や海藻などで滑る場所では必須の靴底。
川などで濡れたコンクリートや少し水が浸かった場所など苔が生えているところでは普通の長靴やスニーカーでは滑ってまともに歩けない、そんな場所で圧倒的に強いのがフェルトの靴底。
欠点としてはゴムなどに比べ減り方が激しく、アスファルトを長距離歩くとものすごい勢いで減っていく、また安価な製品の場合、フェルトの靴底は2〜3回履くとベロっと外れる事があります。
フェルトスパイク靴底タイプ
スパイク付きの長靴は耐久性も強く滑りづらいのでおすすめだが船などでは傷がつくことがあるので使用禁止になっているがしかしスパイク付きの靴は磯釣りの場合は必需品。
船釣りならラジアルブーツ
ラジアルブーツとも言う長靴は船釣りでは必須と言ってもいいぐらい重要なアイテム。船釣り以外でも多少立ち込みが必要な川や湖などでも活躍するアイテムである。
メリットは多少の水たまりなら恐れること無く突き進むことの出来る防水性能。
デメリットは防水力が強すぎて蒸れやすいこと。脱ぎ履きも疲れる。
ゴアテックス素材のブーツ
ゴアテックス素材は防水透湿性が非常に高く水を通さないため船釣りでも問題なく使用できる上、足首までヒモで固定できるので長距離歩くのが非常に楽で山道などでも活躍する。あとゴアテックスと言っても布なので長年使用していると水が染みてくるようになる事がある。
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