シーバス釣り ハードルアーとは?
ルアー(Lure)の意味は“誘惑”する事、つまり、魚を誘って釣り上げる事です。
ルアーはその形や材質などの特徴によっていくつかの種類に分けられます。狙う魚に合わせてルアーをうまく使いこなすには、この特徴をよく知っておくことが大切です。
どれがシーバスフィッシングに向いているということはありません、ポイント、時合がマッチすればどのタイプでもシーバスは釣れます。
ハードルアーのアクション
ハードルアーごとにその動きは大きく異なります、アクションひとつで誘い方も変わるし、釣果も変わってくるのでその違いを頭に入れていくことが釣果を伸ばす秘訣です。
ここでは代表的な5つのハードルアーアクションの違いについて紹介していきます。
ウォブリングアクション ハードルアー
ルアーの動きがウォブルアクション(魚を誘うための左右への水平運動・腰振り運動)している状態のこと。ウォブル(wobble)とは、「不安定な・震える」という意味。震えるように動くルアーのアクションのこと、擬声音で表現するとブルブルするのが『ウォブリング』
ウォブリングはルアーが尻尾を振るように横方向に動くアクションです基本的にはルアーの中心付近を基点にヘッド部分(先端)とテール(末端)部分が左右にゆれる、ルアーを上方から見た時、左右にお尻を振るような動きをする。
また、ウォブリングの中にはタイトウォブリングとワイドウォブリングと呼ばれる動きがあり、タイトウォブリングは標準的なウォブリングよりも小さい動きなのに対して、ワイドウォブリングは標準的なウォブリングよりも大きくウォブリングする。
ローリングアクション、ウィグリングアクション ハードルアー
ローリング(rolling action)とはルアーが回転する動きのこと。ルアーをリトリーブすることでルアーが回転しウォブリングなどよりも弱い波動が生まれるだけでなく、ルアーに張られたホログラムに太陽光が反射するフラッシングと呼ばれる効果も起きやすい。
ルアーの鼻(フックアイ)付近を中心にして、左右に身体をロール(回す)ような動きをするので上から見ると左右の腹部が左右交互に見えるような動きになります。擬声音で表現するとクルクルするのが『ローリングアクション』
ウォブリングは波動が大きいため集魚効果は高いが、警戒心の高い魚には見破られやすい。一方ローリングは波動による集魚効果は小さいが、波動が小さいためそう言った魚にも警戒されにくい。
またローリングにも早いローリングのハイピッチロール(ハイピッチローリング)や動きの小さいタイトロール(タイトローリング)などのアクションがある。
ローリングアクションは別名、ウィグリングアクションと呼ばれる。
ウィグル(wiggle)とは、「くねくねと動く」という意味。くねくねと動くルアーのアクションのこと。
ウォブンロールアクション ハードルアー
ウォブリングとローリングのアクションを合わせたのがウォブンロール。両方の良いところ取りをしたようなルアーアクションで多くのルアーに取り入れられている。
また、ウォブンロールと言ってもタイトウォブリング気味の物もあればワイドウォブリング気味のものまで色々です。
S字スラロームアクション ハードルアー
ウォブリングやローリングがルアー自体のアクションなのに対してS字スラロームはルアーの動く軌道に関するアクションです。
Sの字を描くように左右にフラフラと泳ぐ。ミノーなどのルアーでもS字アクションするものもあるがシンキングペンシルに多い。ウォブリングやローリングとは違ったアクションでフィッシュイーターのバイトを誘う。
ガンクラフトのジョインテッドクローは落アユパターンの定番のS字スラロームとして有名です。
I字アクション ハードルアー
ウォブリング、スラローム等のアクションをしないルアーアクションがI字アクションです。
アクションがないため動きによる集魚効果は少ないが、警戒心の高い魚には効果的です。フィッシュイーターを含む魚のほとんどは側線と呼ばれる器官で水中の振動を感知することができるのだが、I字アクションでも引き波を発生するので魚の近くを通ればナイトゲームなどでもしっかりと水の抵抗から伝わる振動を感じ取りバイトを引き出すことが可能です。
スレた魚が多い場所や警戒心の高い大型をとりたい時には使うことも多い。
バイブレーション ハードルアー
ルアーの名前にもそのままなっているバイブレーション。小さく小刻みに振動し水中で広くアピールすることができる。
波動から伝わる集魚効果はもちろんのこと、ブラックバスやシーバスなど反射的に口を使う魚であれば、ファーストリトリーブでリアクションバイトをさせることができます。
波動による集魚効果は上記のどのルアーアクションよりも高いうえに、フラッシング(キラメキ)の効果も高い。
ウォブリングアクションとの違いはウォブリングアクションの場合は左右に大きく揺れるがバイブレーションの場合は小さく小刻みに動く。
ミノ―プラグの種類、アクション
シーバスを釣るのに向いたルアーには、幾つかの種類がありますが、一番オーソドックスで安定した釣果を得られるのが、ミノープラグと呼ばれる夕イプです。ミノーとは小魚という意味ですが、文字どおり小魚の形や動きをまねたルアーです、基本的にジャークベイトと呼ばれているルアーもミノープラグです。
材質は昔は木製が主でした。木製は軽くて動きがよいのが特徴ですが、表面にコーティングされた塗料がはげた場合、割れてしまったり飛距離が出ないといったことが多いので、最近はプラスチック製が主流になっています。
特徴はボディーのアゴの部分にプラスチックや塩ビでできたリップと呼ばれる小さな抵抗板が突き出していることで、このリップに水を受けてボディーが動きます。
ですからミノープラグはただ直線的にリトリーブ(retrieve:回収する)するだけでも小魚のようにお尻を振ったり、体をよじったりして泳ぐのです。そういう意味では、たいへんに使いやすいルアーといえるでしょう。ただしこのプラグはゆっくりとリトリーブしている場合はよいのですが、あまり高速でリトリーブするとリップにかかる抵抗が大き過ぎてバランスがくずれ、ルアーがくるくると回ってしまったりして使えません。
ミノーには、放っておけば水に浮くフローティンクタイプと、逆に沈んでいくシンキングタイプ、水と比重が同じで、ポーズ時には一定の水深に静止するサスぺンドタイプがある。
ミノーと別称ジャークベイトですがこれは欧米においても同様の認識があり、以前はミノーとジャークベイトは同一のルアーの事であると認識しても間違いはありませんでした。
しかし、近年、日本において各種のルアーが販売され、その中にジャーキング(jerk:急にぐいと引くこと、ぐいと押すこと)に不向きなクランキングタイプのミノーや、ミノーとは異なるジャーキングに特化したリップレスタイプのルアー等開発、販売されてその定義があいまいになり、必ずしもジャークベイト=ミノーとは言えなくなりつつあります。
従って、ルアーの定義を明確にするならば「ミノーとは、ジャークベイトタイプのミノー類も含む、ミノータイプのルアーの総称」であり、「ジャークベイトとは、一部のミノーやリップレスタイプのルアーといった、ジャーキングに対応(または特化)したルアーの総称」であると認識した方が正しい定義となります。
フローティング ミノ―種類、アクション
フローティンクタイプは海水よりも比重が軽く、キビキビしたアピール度の高い動きが特徴。
浅場の障害物周辺や河川内では圧倒的な威力を発揮することが多い。比較的ウェイトが軽くて飛距離が出にくいが、アクション重視の場面でルアーをじっくり見せたいときには欠かせない。
フローティングミノーは、海水より比重が軽いため、止めると浮き上がります、表示は型番の最期に『F』と記載されています。
おすすめ 最強 フローティング ミノ―
最強 ダイワ ショアラインシャイナーZ バーティス F
ソルトルアーシーンを現在まで牽引し続ける「ショアラインシャイナー」バーティス Fはショアラインシャイナーの最新版であり、ラトル音を排除し、重心移動システムの改良等で確実な進化をしています、フローティング ミノ―の一軍入りルアーです。
動画 シーバス ルアー水中の動き紹介 フローティング ミノ―
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シンキング ミノ―種類、アクション
シーバスフィッシングでオ-ルマイティに使えるのがシンキングミノー。天候やベイトフィッシュの有無、水温などによってシーバスは居場所を変えるが、遠投性があり、しかも表層から底層まで探れるシンキングミノーなら状況の変化に対応しやすいです。
シンキングミノーは、海水より比重が重いのでルアーのリトリーブ止めると沈みます。表示は、型番の最期に『S』と記載されています。
おすすめ 定番 シンキングタイプミノ―
ルアーの代名詞『カウントダウン ラパラ(Rapara)』
昔からあるシンキングミノ―の定番ルアー、木製(バルサ)、ルアーの名作。
素材はバルサ製なので中性浮力がプラスチック(樹脂)と異なりますのでプラスチック(樹脂)製のルアーには再現出来ない動きが特徴です。リトリーブ時、フォール時に特有の動きでシーバス等の食性を誘発します。
価格もカウントダウン ラパラ(Rapara)は、約1,500円以下で購入する事が可能です。
日本のシーバスフィッシングの黎明期である1980年代から使用されているロングセラーの最強ルアーです。
動画 シーバス ルアー 水中の動き紹介 カウントダウン ラパラ(Rapara)
Rapala(ラパラ) ミノー カウントダウン 8g 7cm RH
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サスぺンド ミノ―種類、アクション
冬から春、海水温か低くてシーバスの活性が低いときには、一定のタナでルアーをキープできるのがサスぺンドタイプ(suspend:浮遊)が効果的です、基本的に水と同じ比重だが、海水と淡水の違いはもちろん、水温や水質によっても水の比重は変化する。この場合は、スプリットリングやフックのサイズを変えるなどのウェイト調整で、一定の層をキープできるようにするといい。
ダイビングでいう中性浮力(水中で浮き上がりも沈みもしないニュートラルなプラスマイナスゼロな浮力状態になること)を確保してルアーをリトリリーフできるタイプです。
ルアーを止めるとその水深で停止します、表示は型番の最期に『SP』と記載されている。
おすすめ 定番 サスペンドミノ―
OSP アシュラ(阿修羅)925 SP ASURA 925 SP
バスプロ 並木敏成氏が開発した最強サスペンドミノ―、アシュラ(阿修羅)は水深が約2m前後でサスペンド(浮遊)します、また、驚異的に飛びます。
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アムズデザイン(ima) シャッド K-太 サスペンド 77mm 12g シャイナー
濱本国彦氏 監修のルアー、港湾のK、河川のK、小場所のK、壁際のK。そして濱本国彦のK。
シーバスがそこにいると思える時、そこで口を使わせたい時に高い威力を発揮する。
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最期にサスペンドミノ―が浮遊しない場合のウェイトの調整方法を紹介。
その釣り場にあった最適なサスペンドにする為には板オモリ、スプリットリング、フックを交換、貼り付けして行う必要がありますが現場で簡単にハサミでカットすることができ扱いやすいのはシール状の板オモリです。
又、手持ちのフローティングのミノーにこのオモリシールを貼り付けて自分独自をサスペンミノ―に簡単にチェンジでする事もできます。
おすすめ 板オモリシール
ACTIVE/アクティブ 浮力調整用カラーシンカー/エスウェイト
カラー4色、ウェイト 3タイプ(0.5,1,2g)の粘着シールタイプの板オモリ。
字系ルアーに欠かせない、微妙なバランスの浮力調整用カラーシンカー、裏面ノリ付きで、はくり紙をはがして簡単に貼れる、ウエイト、カラー別に分かれています。
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シャッド、ダイビングミノー種類、アクション
ミノーのなかでは、比較的深いレンジを得意とするのがシャッド、ダイビングミノー。前方に突き出たリップで強い水の抵抗を受けて、深く潜っていく。シーバスが表層に出てきていない状況では、深く潜るルアーのほうか有利です。
シャッドはShad:ニシン科の魚の事でありミノーに比べるとボディーが平べったく、リップが長いタイプを特にシャッドと呼ぶ場合があるが定義はあいまいです。
タイプはリップが短めのショートビルタイプと長いタイプのロングビルタイプがあります。
シーバスが表層でエサを捕食していないということは、活性がそれほど高くないと考えられる。ということは、シーバスの食性だけに訴えた釣り方はあまり有効ではない。好奇心や攻撃性を刺激して初めてヒットに持ち込める。
この場合、ボトム周辺の障害物まわりや、深いレンジを確実にキープして、シーバスの鼻先にルアーを通すことが要求される。そのためには、同じダイビングミノーでも、水深に応じて潜行能力の異なるルアーを便い分けることが必要だ。さらに、低活性のシーバスは、ただ単調に泳ぐルアーにはヒットしない。ルアーを障害物にコンタクトさせたときのヒラを打つ動きでリアクションバイトを狙うのが基本です。
おすすめ 定番 シャッド、ダイビングミノー
ダイワ ルアー TDダイビングミノー 105SP ライブリーS
ポンプリトリーブミノーとして絶大な支持を得た「T.D.ミノー 1102SP」を現代版にブラッシュアップし復刻。
*ポンプリトリーブ:ロッドを手首でゆっくり立てルアーを引き寄せるテクニック。手首だけでロッドを立てて、余分な糸と取る。
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ミノ―プラグに適した釣り場
ミノーをセレクトする際は、まずは釣り場の水深とシーバスの捕食レンジを考慮する。
たとえばサーフは、水深が浅くシーバスの捕食レンジも上層なので、サスベンドミノーやシンキングミノーは必要ない。13センチ前後の大型フロティングミノーがあれば、きっちり捕食レンジをトレースできる。又、同様に遠浅のゴロタ場ではフロ―ティングミノ―ミノーが使いやすい。
磯場では足元から急深の場合はシンキングミノーが必要になる又、海が荒れている場合にも、水深にかかわらずシンキングミノーが有効だ。ほかのミノーでは水面付近でヨレの流れに揉まれてしっかり泳ぐことができない。また、このような状況ではシーバスの捕食レンジが水面下1メートル程度まで下がることがあり、どうしてもシンキングミノーが有利になる。
カウントダウンでルアーを沈め、うまく捕食レンジに届けることができれば一発で食ってくるはすだ。
防波堤および冬場に低活性のシーバスを狙うなら、ルアーをじっくり見せてやるためにサスベンドミノーが必要になる。
ダイビングミノ―のマッチポイントは急深になっている岸壁や堤防がオススメ。
狙いは、「ヘチ」と呼ばれる壁際。つまり足元。もちろん、ベイトフィッシユがいたり潮目があったりすれば沖目のフラットもヒットポイントになるが、通常、魚はヘチに集まる。
夜間の常夜灯のまわりや、日中にシェード(影)になっているようなら、なおさら魚が集まりやすい。ボトムに捨て石やテドラが沈んでいたり、岸壁や堤防の継ぎ目などがあれば申し分ない。 釣り方は、ラインを10~15メートル出して固定し、テクテク歩きながらルアーを引く「テクトロ」が定番。
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