海サクラマス釣り【図解】

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海サクラマス釣りとは?

北海道で開発された釣り

フィールド、ターゲット共に充実している鱒釣り王国の北海道にあって、サクラマス釣りだけはちょっと特殊な状況にある。というのも、北海道では遡河性鮭鱒を内水面で釣ることが許されていないため、本州のように河川でのサクラマス釣りが禁止されている。道南から道北までたくさんの川にサクラマスは帰ってくるものの、北海道では手出しのできない魚であった。

ということで、以前は北海道に暮らすトラウトアングラーにとって『サクラマス釣り」』とは湖のランドロックタイプをねらうものと相場が決まっていたのだけれども近年になって状況が一変。海での釣りが熱心なアングラーたちによって新たに見出され、その面白さから「海サクラマス釣り」が瞬く間に広まった。今では北海道のサクラマス釣りといえば湖よりも海をイメージする人も決して少数派ではない。

もともと日本海側の海アメマス釣りから派生して開拓された釣りだが、今では道北エリアや道東エリアまス幅広い地域で海サクラマスはねらわれるようになっている。海で過ごす期間や回遊ルートの違いが影響しているのか、地域によって釣れるサイズに結構ばらつきがあるところも特徴で、これまでの実績を見る限りでは、最も大きな魚がねらえるフィールドは道南~道央にかけての日本海側。年によってまちまちではあるものの釣期は1~6月あたりまで。海アメマス釣りが一段落した4~5月頃にハイシーズンを迎えるというのが例年のパターンです。

サイズで言えば道北エリアは比較的小型が多く、道東では50cm台がアベレージで60cm超も期待できる。釣期は北日本海側が4~7月あたりまで太平洋側では6月頃から釣れ始まり、7~8月の北海道の短い夏が最盛期。また、海サクラマスは東北のでも狙うことが可能であり現在、地元のアングラーによぅて開拓中である。

海のサクラの行動、習性

サクラマスは海でもねらえるターゲット。河川に遡上する前のサクラマスはベイトを盛んに捕食するフィッシュイーターで、時に獰猛さを感じさせるほど積極的にルアーにアタックしてくれる、川に入り遡上してエサをほとんどとらないサクラマスとは違い、盛んに餌を捕食する。

海サクラマス釣りは、岸に寄ってきた遡上前の群れをねらう釣り。そのためサクラマスたちはまだ食性を失なっておらず、目に付くベイトフィッシュを盛んに追う。

遡上を目前に控えた群れになると囗を使いにくくなることもあるようだがそれでも河川に入ったサクラマスに比べればルアーへの反応は数段いい。

地域によって若干の違いはあるはずだが、おもなベイトはイカナゴ(コウナゴ、メロウド)、カタクチイワシ、そしてサケ稚魚といったところ。小魚を追って水面直下を走り回る光景を目撃することも多く、川の個体とまるで違う捕食行動の違いには驚かされることもしばしば。遡上前と遡上後とでは、性格がまるで違う魚のように感じられる。

積極的にベイトを追っていることから、小魚の動きがそのままサクラマスの動きにも影響しており、降雨による雪代の流入なども群れが岸近くに寄る条件である。増水によって落ちてきたサケ稚魚および雪代とともに流れてきた餌を求めて集まってくるプランクトンおよび小魚を摂食して遡上前の体力に備えていると推測される。

イカナゴ(メロウド) 海サクラマスの餌 画像出典先:
三陸越喜来湾マスジギング人気急上昇![岩手のママス、桜鱒]

海サクラマスのベイト

三陸沿岸のサクラマスの成魚の胃の内容物を調べた結果、下記のようなベイトを食べていた。

海サクラマスの成魚が食べているのは主に魚類,オキアミ類,端脚類であり,幼魚と似ているが,細かく見ると少し違っている。
魚類では幼魚に多いイカナゴのほかにマイワシ,カタクチイワシ,スケトウダラなどの幼稚魚が多い。オキアミ類ではツノナシオキアミ(イサダ)が多く,幼魚が多く食べている
チサノエッサロンギペスやチサノエッサイネルミスは著しく少い。端脚類はほとんどがニホンウミノミでこれは幼魚と同じである。これらのほかにイカ類,アミ類などがわずかに見られる。主要な餌生物の大きさには大きな開きがあり,ニホンウミノミ1個体の相対重量を1.0とすれば主な餌のイカナゴなど魚類の多くが200以上,オキアミ類が1.1である。

又、餌生物の季節変化を月別に追ってみると下記に表になる。2月から6月までどの月も魚類がもっとも重要な餌である。魚類の中では3月がマイワシとイカナゴ,それ以降はイカナゴが主な餌となっている。魚類に次いで重要なのはオキアミ類と端脚類である。3月にはオキアミ類(特にツノナシオキアミ)が重要であり,4月にも数量的には少ないが出現頻度は高い。4月と5月は端脚類のニホンウミノミが多数の個体が食べら,出現頻度も高く,3月と4月にはイカナゴより重要な餌生物であるといえる。

画像出典先:二つの顔を持つ魚 サクラマス

三陸沿岸の鱒の主な餌生物はイカナゴ,マイワシなどのこの海域に多く見られ,しかも集群性の魚類,およびパッチ状の濃密な群れを形成するニホンウミノミやツノナシオキアミなどの大型プランクトンであった。ニホンウミノミおよびツノナシオキアミがこの海域に出現する時期は比較的短期間であり,鱒たちは餌にしやすいその時期に両者を食べている。

冬場、日本沿岸にはエサとなる子魚は少なくがその中で冷水を好むイカナゴは活発に活動しており、三陸沿岸はもとより北海道、東北の日本海岸にも多く、生息しておりイカナゴが海サクラマスのメインのベイトとなっている。

イカナゴ
マイワシ
カタクチイワシ
ツノナシオキアミ
ニホンウミノミ

イカナゴの生息場所

イカナゴの生息場所として、海底が砂質か、きれいな砂泥質(さでいしつ)であることが重要とされていますが、 播磨灘の明石海峡近くには鹿ノ瀬という砂地の浅瀬があり、やはりイカナゴの好漁場となっています。

イカナゴは沿岸の砂泥底(さでいてい)に生息し、主にプランクトンを食べています。1歳で成熟し、 12~1月に水深10~30mの砂底(すなぞこ)で群れて産卵します。
海底が砂質かきれいな砂泥質であることが重要、と言うのは、砂地がないと夏眠が出来ないためなのです。

イカナゴは砂地の海底付近をゆるやかに小さく回遊します。暗い時間は砂地に潜っているため顔を出さず、明るい時間だけ水中に出てくるため、イカナゴベイトになると青物はそのイカナゴが出てくるタイミングで青物が爆食いします。さらにイカナゴは一つの砂地で居つくようで、そのイカナゴにつくと一緒にメジロなどの青物も同じ場所で釣れ続けるようです。

海底付近をゆっくり回遊するイカナゴを捕食している青物の意識は底に向きます。そのためメタルジグで海底をスローに釣ると釣果が上がります。

イカナゴの砂地での生息の様子が下記の動画です。ジグの動かし方の参考になります。

海サクラマス釣り タックル、装備

海サクラマスのロッド

海サクラマスの場合、どれだけルアーを飛ばせるかで結果が分かれることは珍しくない。波の満ち引きがある海では、波があるのでそのポイントが遠浅だからといって湖のようにウェーディングすることもできないので、タックルには充分に飛距離の稼げるものを準備したい。

ジグなどのヘビーウェイトルアーに対応できるパワー、長さのロッドがベストです。
ロットは長さが10~11ftで、28~40gまでのルアーを余裕を持って振り切れるパワーが良い。

ロッドを選ぶ際のひとつの目安は、上限ルアーウェイト50g。風の強い日や、あるいは波が高い時に使用する50gのメタルジグをフルキャストできるロッドがあれば大抵の状況は
カバーできる。重いルアーを扱うことの多い釣りなので、ロッドはパワフルなもののほうが汎用性が高い。とはいえ、張りの強いロングロッドは慣れないと持て余すこともあるので入門者はひとつパワーを落として上限ウェイト40~45g程度がお勧めです。

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・全長:3.05m
・アクション:ミディアムヘビー

・海サクラマス、海アメ、サーモン等のモンスタートラウトに対応するパワーモデル。

・対応ルアーウェイト:14~56g

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海サクラマス ライン

ラインについてはPEラインならメインラインPE1~1.2号に20lb前後のリーダーをセットするライン・システムが標準的。ナイロンの場合は10lbをメインラインとし、16~20lbフロロカーボンリーダーをセットする。重いルアーを投げ続ける釣りなので、ナイロンラインで釣りをする際は振り切れ防止のシヨックリーダーが不可欠です。

飛距離や波の影響を考えると、PEラインは飛距離があり、使用頻度が高いが、海サクラマス釣りでは砂浜だけでなく磯場も好フィールドのひとっになるため、擦り切れを回避するためにナイロンラインを使用することもある。また風が強い時もナイロンの方が扱いやすい。

又、最近はソルトウォーターのルアーフィッシングでは、新素材のラインが主流になりつつあり、その中でバークレーのファイヤーラインは細くて高感度であるというPEラインの特性を持ちつつ、ライン自体に硬度を与えてライントラブル(強風時の糸がらみ)を防ぐことに成功しています。

そして、価格も他のメーカーのPEラインよりかなり安いのでお勧めの商品です。

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PEラインとは異なる次世代のスーパーラインの登場です。
従来のファイヤーラインに比べ、約17%の飛距離アップを実現。

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海サクラマス リール

リールはラインを150m巻ける3000~5000番で、ファーストリドリーブの釣りに対応できるハイギアタイプのものを選びだい。着水後やリフト&フォールの釣りで出るラインスラックの巻き取りも、ハイギアのほうが素早く行なうことができる。また、ハイギアタイプのリールは水中のルアーに負荷が掛かるとその重さを手元で感じやすくなるため潮流の変化を察知する意味でもおすすめです。

リールについては自重も注目ポイントのひとつ。軽いほどタックル全体のウェイトが軽くなり、感度などの面でメリットも多いのだが、使用するロッドとマッチしていないとそ
の軽さが逆に仇となってかえって使用感が重くなってしまうごとがある。

リール選びは、ロットとのバランスが大切。先重りするような時はリールが軽すぎることが考えられるので、番手を上げるなどしてバランスを見直してみたい。リールとロットが合っていれば、スムーズにロットを振り抜くことができます。

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間違いの無い入門機。「トラブルなく」、「飛距離をのばす」というふたつの目的を両立させるため、シマノ独自の加工技術で軽量化を施したAR-Cスプール。
スプールリングの特殊な形状による「ライン整流効果」で、ライン放出がベストな状態に整えられます。

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海サクラマス ルアー

海サクラマスは海が荒れてしまうと釣れる確率が低くなります、海サクラマスをねらう場合は比較的穏やかな条件の方がヒットする確率が高くなります。また、海サクラマスは回遊するポイントは沖を回遊することが多いので日本海はもとより、遠浅が多い太平洋側でもルアーの飛距離が重要な釣れるファクターになります。

海サクラマス釣りで必要になるルアーは、大きく分けて4タイプ。メタルジグジグミノー、そしてミノープラグシンキングペンシルです。

メタルジグ  海サクラマス

メタルジグは遠浅のサーブを釣る際や悪天時に出番の多いルアーで、飛距離を稼げるところが大きな魅力。海が荒れると、より沖合いにルアーを届ける必要があるし、波の中で安定してレンジキープするためにも、ある程度の重さがほしくなる。もちろん、広大なフィールドをより遠くまで探る意味でもメタルジグの優位性は大きい。用意すべきウエイトはロッドパワーに応じて30~40g台までが標準的なところ。パワフルな道具立てで臨むなら、50gまで用意したい。

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圧倒的な飛距離と手ごろな価格。

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ジグミノ―   海サクラマス

ジグミノーで表層を広く釣る海サクラマス釣りが広くブレイクした背景には、誰にとっても実践しやすい釣りのシンプルさがある。もちろん、細かな誘いを使い分けて実績を上げている釣り人もいるけれど、基本的にはミディアムもしくはファーストのストレートリドリーブ、要は「投げて巻くだけ」で魚が接岸してくれさえすれば、充分に楽しめてしまうのが海サクラマス釣りの魅力です。

こうした海サクラマスの釣りに、ぴったりマッチしたルアーがジグミノーだ。モデルによってはメタルジグに遜色ない飛距離を稼げるうえ、リドリーブすると遠く沖合でも表層付近に浮き上がり、活性の高まっている海サクラマスのヒットレンジでその存在をアピールできる。メタルジグやミノープラグとは一味違うナチュラルな泳ぎも、フイッシュイーターの捕食スイッチを効果的に剌激してくれるので使いやすい。難しい操作をしなくてもリーリングするだけで長い距離を効果的に探ることができるルアーです。

ただ、浮き上がりやすい性質は海が荒れている時や、よりレンジを深めたい時には扱いにくくもなるので、メタルジグとの使い分けが欠かせない。根が入っていたり、海藻が
多く根掛かりが心配されるポイントでは、逆にこの浮き上がりやすい性質を活かして広く探ってみるといいだろう。

ジグミノーは1オンス(oz)=約28.3g程度のものをメインに、荒天時や魚が遠い時用に40gまで準備できれば万全。飛距離を求めるなら、1オンス~40gのなかでより小粒なものを選んでみよう。

おすすめ ジグミノー 4カラー セット 30g アシストフック付き

ミノープラグ  海サクラマス

メタルジグとジグミノーで大抵のフィールドはカバーできるが、ポイントが荒天でベイトが港内に避難している時や近い磯場を釣る時に重宝するのがミノープラグです。

ファーストリドリーブはもちろんのこと、トゥイッチやジャークでアクションを付け、トリッキーな動きで魚を誘うこともできる。また、足場の高い釣り場で浮き上がりにくい点もミノープラグの利点。主流は、140~175㎜のロングミノー。なかでも飛距離の稼げるものを選んで用意しておこう。

シーバス用ミノープラグで人気のある裂波、サスケも飛距離もだせるのでおすすめにルアーです。

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動画 ルアー 水中の動き紹介  サスケ裂波

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シンキングペンシル 海サクラマス

最近、人気を集めているペンシルベイトと同じくミノーのようなリップのない細長い棒状でゆったりとS字状に泳ぐルアーがシンキングペンシルです。

ミノーに似ていますが、違いはシンキングペンシルにはリップがない。その分、アクションの量は少ない。主に、魚がスレていてミノーに反応しない時などに使用。

関連記事:シンキングペンシル

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形状がイカナゴに似ており、アクションをつければ砂からイカナゴが出る時の動きに似ている。

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YouTube動画 にょろにょろ

海サクラマス ルアーフック

ルアー用のフックは大きく3タイプあり、シングルフック、ダブルフック、トレブルフックと呼ばれます。

シングルフック
シングルフックは魚との接点の針先が1点なのでフッキング率がトレブルフックと比較すると少し落ちる、ただ、バレにくいまた、魚へのダメージを少なくできる長所もあり、最近は海鱒用のシングルフックやダブルフックが各メーカーから出されています。
ダブルフック
ダブルフックはシングルフックのバレにくさとトレブルフックのフッキング率の良さを併せ持つフック。
トレブルフック
ルアーフックの定番、海鱒で使うような大型ミノーは殆どトレブルフック仕様、短所はフッキングが浅いのでバレやすいのでリールのドラグ調整を適切に設定する必要がある。

どのタイプのフックを使うかは、アングラー自信の好みですがフッキング率を高く、且つ、確実にばらさず、ヒットしたサクラマスをキャッチしたいのなら、アシストフックのダブルがベストです。但し、ミノー系のフックをトレブルフックからダブルフックに換えると、ミノー自体のバランスやアクションが多少、変化します。

アシストフックとは

アシストフック(ASSIST HOOK)とは和製英語でありにあとから付ける針のことである、アシストフックの利点はフックを追加することによるフッキング率の向上が図れる。

アシストフックの付け方はメタルジグの場合、頭側につける時と元から付いていうる後ろのフックを外しそこにつける場合がある。

通常、フィッシュイーターは魚を食べる時、頭から食うため、フロント(頭)の方にアシストフックをつけるとヒット率が格段に向上する。根が発生しやすい時は(後ろ)のフックを外してフロントフックだけににすると良い場合がある、ただし、フロントのみのアシストフックだとヒット率が低下する、痛し、痒しである。

使用するジグによってアシストフックのサイズ、長さを調整する、標準としてはジグのセンターにアシストフックの先端がくるように長さを調整するのがベターである。

アシストフック フック位置

アシストフック フック位置

アシストフック 自作 動画

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海サクラマスの釣り方

ルアーの射程範囲に魚が入ってくれさえすれば、海サクラマス釣りでは高い確率で反応を得ることができる。自分のルアーにヒットしていなかったとしても、サクラマスが寄ってくると周囲のどこかでヒットしているはずだ。回遊してくるチャンスを逃さないように、タダ引きで手返しよくキャストを続ける釣りが基本になる。

基本はファーストリトリーブ

海サクラマスがヒットするか否かの境目は、ずばり魚が「岸に寄ってくれるかどうか」この1点にかかっている場合がほとんどだ。海サクラマスは、海アメマスのように常に近海を住処とし、釣り人たちに釣られてリリースされるうちにどんどんスレが高まっていくわけでもないし、基本的には大胆にルアーを追ってくれる性質のターゲット。もちろん1
00%ではないとはいえ、こちらの射程範囲に相手が入ってさえくれれば、本流のサクラマス釣りに比べれば圧倒的な高確率でヒットが期待できると考えていい。 それ故、そこにいる魚に対してあの手この手を尽くして囗を使わせるというよりも、手返しよくルアーを投げて魚が回遊してくるタイミングを逃さないようにする釣りが効果的だ。基本の釣り方は、ファースト~ミディアムリトリーブのタダ引き。

捕食モードに入っていると思しき魚が表層のレンジでヒットするケースが多いけれど、時にはレンジを下げると反応が得られる場合もある。いずれにしても使用しているルアーがしっかり泳いでいる振動を手元に感じながら、広く、早く、手返しよくまずはタダ引きでポイントを探ってみる。

海サクラマス 岸際を攻める

とにかく広大なフィールドだけに海ではどうしてもより遠くのポイントに意識が向かってしまいがちだ。
しかし、実際に釣りをしていると、ポイントによっては波打際とも言えるところまで魚が寄ってきている場に出くわすこども少なくない。川から落ちてきたサケ稚魚や、岸近くに寄っているベイトに付く個体もいるだろうし、なかには釣り人の投げたルアーを迫ってきたけれどけっきょくヒットに至らず、その周辺をウロウロしている個体もいることだろう。どちらにしてもピックアップまで気を抜かない釣りを徹底したい。

魚が手前に寄っていると感じる時は、ミノーを使って手前を探る釣りが効果的だ。手返しのいいタダ引きがここでも基本だが、トゥイッチやジャークでアピールするのもいい。
また、ミノーを使っている時はすぐにピックアップするのではなく、引き波を利用して波打ち際にサスペンドさせてみるとヒットに繋がることもある。バイトのタイミングを魚に
与えるイメージだ。

海サクラマス 波打ち際

海サクラマス 波打ち際

海サクラ スプーン

海サクラマスの釣りでは、ジグミノーなどのファーストリドリーブに反応が集中する日がある一方で、時にゆっくりリトリーブするルアーに好反応を示す状況も、あんがい多い。

引き波を利用しながらスプーンをゆっくりリドリーブすると、今ひとつ食いの渋い状況を打開できることもあるので、1oz前後~40gまでのヘビーウェイトスプーンもあると心強
い。細身のスプーンもあればジグミノーほどではないにせよ速引きの釣りにも対応できる。

又、ウェイトを上げるために、湖沼の釣りで使う18gスプーンを2枚重ねにして使う、アングラーもいる。

海サクラマス ポイント、時合

砂浜(サーフ)は海サクラマス釣りの定番のポイントです、砂浜には海サクラマスのベイトであるイカナゴが砂地に潜ってエサとなるプランクトン(イサダ、オキアミ等)を食べています。但し、砂浜(サーフ)は広大なので、ポイントを探すのが大変ですが少しでも変化している場所を探すのが釣果を伸ばすコツとなります。

めくらめっぽう、闇雲にルアーを広大な海にキャストしても運動にはなりますが釣れる確率は低いです、高確率で釣るためには自分の眼と頭を使って海サクラマスのポイントを現場現物で探してください。

サーフ 河川、流れ込み

通常、海に直接、水が流れ込む河川の河口、流れ込み口付近には植物プランクトンが流れ込んできた養分を求めてが集まりやすく、それを求めて動物性プランクトンが集まるので海サクラマスのベイトであるイカナゴ等も集まりますのでここが好ポイントとなります。

サーフ 河川 河口部 海サクラマス

サーフ 河川 河口部 海サクラマス

サーフ 沖にある沈み根、離岸堤

潮位や天候によって見え隠れするが沈み根や離岸堤周りもベイトが集まりやすいので思わぬよい釣果が期待できる、但し、根掛かりの頻度も高いでフローティングミノ―がお勧め。ただ、こういった場所は実績が高く、更にわかりやすいだけに人気ポイントになることが多いので朝夕のマズメの時合を外す等の対応が必要となる。

沈み根&離岸堤 海サクラマス

沈み根&離岸堤 海サクラマス

潮目、潮流 海サクラマス

サーフの地形の変化ですが、下の画像のように波打ち際の砂の上に玉砂利が溜まっている場所は他の場所と潮の流れが違うために玉砂利が一箇所に集結しているのでココもポイントの一つとなります、玉砂利の他にも打ち上げられた海藻、ゴミ等が集まっている場所の周辺もポイントです。又、一部だけ盛り上がっていたり、沈んでいたりする場所の周辺もポイントです。
このような地形の変化は潮流の影響でつくられます。

サーフ 地形の変化 海サクラマス

サーフ 地形の変化 海サクラマス

又、砂浜が段差になっている地形で一部だけが極端に凹んでいる段差になっているポイントはそこだけが強い引き波が発生しているのでブレイクライン(カケアガリ)が存在している箇所が高いのでココもポイントです。

サーフ 地形の変化 海サクラマス

サーフ 地形の変化 海サクラマス

離岸流 海サクラマス

サーフにて離岸流は海サクラマスの一級ポイントです。

離岸流(りがんりゅう)とは、海岸の波打ち際から沖合に向かってできる流れのことです、別名はリップカレント(Rip current)とも言います。

岸に打ち寄せた波が、波のブレイクしない深い場所を通って沖に戻っていく潮の流れのことです。

離岸流の見つけ方ですが、沖からの波が打ち寄せる砂浜で、波が立たない海域を探します。波立たない海域は、水深が深いか、沖へと向かう流れが発生しているポイントであるからです。砂浜の高い場所から観察すると良くわかります。

周囲と比べて波立ちがあまりなく、海水が砂で濁っていたり波打ち際の白泡が沖まで伸びているようであれば、そこが離岸流が発生しているポイントとなります。

離岸流 見つけ方

離岸流 見つけ方

離岸流での海サクラマスの攻め方は離岸流によってできた溝のカケアガリ(ブレークライン)から流芯にかけてが海サクラマスが潜んでいるのでそこをメインにキャストします、立ち位置を変えながら、様々な角度からルアーをポイントに通して広く探っていきます。

海サクラマス 磯場

隠れ根が点在し、潮が複雑に入り組む磯は、植物性プランクトンおよび動物性プランクトンが多く、それを求めてベイトフィッシュが集まり、又、それを求めてサクラマスが回遊しています、その回遊時合に当たれば海サクラマスの連発も期待できます。

磯のシーバスとポイントと同じく、やはり水深があり潮通しがよい先端部がベストなポイント、根周辺にできているサラシは見逃せないポイントです。

但し、シーバスと違い、海サクラマスは波は嫌うので穏やかなサラシができているポイントがベスト、こういった場所はベイトがたまりやすく、良型の海サクラマスが付いている。

下の写真のように干潮時に水深があり潮通し場所を見つけて、このような箇所だけを満潮時に『ランガン』し、キャストすれば高確率で海サクラマスをゲットできます。

海サクラマス 磯場ポイント

海サクラマス 磯場ポイント

関連記事:磯の潮汐 シーバス釣り

海サクラマス 漁港内

港湾や漁港はサーフや磯に比べ比較的釣りがしやすく、初心者も海サクラマスをルアーでねらうには始めやすいポイントです。特に日本海側は冬、季節風が強くなり海が時化る日も多くなります。

外海が荒れた日はサーフや磯での釣りはかなり危険で難しくなりが逆に漁港や港湾は天候が荒れた場合でも釣りは可能で更にベイトフィッシュが時化から避難するため港内に入り、そのベイトを追って海サクラマスが大量に港内に入ることがあり、まさに釣り堀状態になる場合があります。

漁港でのポイントは海サクラマスに追われたベイトが溜りやすい港内の奥にある船揚場の斜路にです、この時はペンシルベイトやトップウォーターがお勧めです。

海サクラマス 漁港内

海サクラマス 漁港内

海サクラマス 時合

海サクラマス釣りでは基本的に凪ぎの日にいい釣りができることが多い。あまりにウネリが高い時はそもそも魚が接岸しにくくなるため、ルアーが届かない。低気圧の影響で底荒れしたり、あるいは川水によってひどく濁っている状況もあまり好ましくない。とはいえ鏡のようなべ夕凪ぎよりは、1mほどの適度な波があったほうがよく、また川水の流入はサクラマスを岸に近づける最大の要因でもあるので、濁っているからと言ってノーチャンスでもない。魚が寄ってきている可能性もあるので、濁りの薄まる境目あたりにキャストする。

又、海サクラマス釣りも朝夕のマズメ時はやはり絶好のビットチャンス。特に朝マヅメは最も魚の食いが立っている時間帯なので、夜明けを待って釣りを始めてみる。また、ヒットが遠のいていたポイントでもタマヅメに魚が岸に寄ってくる場合があるので気になるポイントがあれば時間をあけて夕暮れ時に再アタックを試みてみるのもいい。ルアーの届かない沖合で魚が跳ねていたようなら、その群がマヅメ時に岸に近づくことも期待できる。日中の間、釣り人がロッドを振っていなけばポイント一帯のプレッシャーが薄まっていることが考えられるので、特にチャンスは大である。

忘れてならないのはサクラマスはヤマメであることだ、渓流の魚であり、少しでも人影、足音を気づかれたら一目散に逃げてしまう。忍者のように忍び足でポイントに近づいてください。

又、さらにサクラマス釣りについて詳細を知りたい方は下記の本を参考にして下さい。

参考文献:

完全攻略 サクラマス・ルアーゲーム

二つの顔をもつ魚   木曾克裕 著

トラウト&サーモンのルアーフィッシング  うぬま いちろう (著)


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