鮎 つれない理由 【図解】

スポンサーリンク

鮎 つれる条件

アユが釣れない理由を私の経験及びアユ釣り関係書籍から重要な点を取り出してまとめました。
鮎を釣るためには『釣れない理由』を頭に入れてその失敗を繰り返さない。

成功する為には多くの先輩の失敗事例を学び、実践すれば成功する確率は高くなる!

  項目 内容
アユがいない アユのポイント、生態について
オトリが浮いている オトアユの位置とオモリ、背バリの説明
バレル 掛けハリ、ハリスのついて
取り込みミス 引き寄せ、引き抜き、九頭龍返し

鮎の居場所を探す アユのポイント、生態

アユがいなければどんな立派な竿、仕掛けでもアユは釣れない。これはどんな釣りでもいえる。
まず、魚がいそうな場所を見つけることからから釣りは始まる。
アユがいそうな場所を見つける為にはアユの生態を知らなければならない。
季節、水温、日照、時間、川の水位、汚れ度合い等々のファクターによってアユの居場所は
変化する。
いかに名人といえども初めての川では地元の古老の釣り人より釣れない場合も往々にしてある。

敵を知り、己を知れば百戦あやゆき難しである。

時期、季節 鮎釣り

解禁日・初期    瀬がメイン

盛期(梅雨明け)  チャラ瀬、荒瀬、トロ全てがポイント

後期 (お盆後) 俗に言う土用隠れの時期。残暑で川の水温も連日上がり
アカもくさりアユはトロ場に逃げ込む。

終期  婚姻色がつき錆び付いてきたアユは適当な流れの平瀬をメインに産卵の時期までアカを食んでいる。

時間帯、朝昼晩 アユ釣り

朝 (日の出~9時頃)   瀬がメイン

昼  (正午前後)     トロ

夕方 (4時以降)     瀬尻、チャラ瀬

水位 アユ釣り

増水   汚れが取れた笹にごりの時、瀬で追いが高まる。

渇水   水位が下がるとアユの活動範囲も狭まり瀬よりチャラ瀬、トロの方が良し。

鮎 居場所の確認方法

ハミアト調査

川原一面にハミアトがあればBEST。偏光グラスで確認すれば大方のハミアト状態はわかるがトロ、淵は潜って確認するか手、脚を使用してアカの付き状態を確認する。

現場調査  砂、角石、浮石

砂が舞い上がってコケの発生を防止する為、 砂地の場所はNG。
角石はアユがはみにくく、浮石はアカが発生しにくい。
50cm位の丸石が点在している場所が最高。

参考資料・川の構造(川の名称)

瀬と淵の構造、仕組み

川は流れ緩やかな『淵』と流れが速い『瀬』から構成されている。
淵は川幅が広く、水深が深い為、流速は遅い、逆に瀬は川幅が狭く、水深が浅いので流れが速く白波が立っている。

瀬と淵の構造、仕組み

瀬と淵の構造、仕組み

瀬と淵の構造、仕組み

瀬と淵の構造、仕組み

瀬と淵の名称

荒瀬:

瀬の中でも流れが速く底が起伏に富んでいる為、荒々しく波だっているところ。
オトリ入れにくく、立ちこみにくく、取り込みにくいが鮎釣り本来の豪快な釣りができる。

岩盤:

川底が岩盤になったポイント、水位の影響に影響され難く、増水前後に好ポイントになる。

ガンガン瀬:

荒瀬の別名。

瀬:

川の流れの中で石、岩が多く、浅く水面が波立っているような所をいう。常に新鮮な水が供給され良質のアカが付き易い、鮎釣りの重要なポイント。

チャラ瀬:

言葉どうりに水がチャラチャラしか流れていない小石底の浅い瀬。

瀬落ち:

瀬が淵、トロに落ち込むところ、瀬尻、淵頭あるいは瀬の中の段差のあるところをいう。アユの絶好の着き場。

瀬肩:

流れが次の瀬に落ち込む手前の川底が盛り上がったところ。アユ釣り開始時はここから始めるのが定石。

瀬トロ:

深瀬のなかでも比較的流れがゆったりしたところ。

瀬の中の段:

瀬の中でも平らになった部分を段という。流れが緩いのでアユが付き易い。

早瀬:

瀬の一種で浅く水面は白波が立って流れは速く底石の質が二、三重重なり合っているところ。

平瀬:

瀬の一種で浅く水面はシワのような流れであり底石一部砂に埋まっているような場所。

関連記事:友釣り? どんな釣り?

オトアユの位置とオモリ、背バリの説明

オトリが浮いて野アユが泳いでいる位置にオトリアユをおくりこまなければ、絶対にアユはかからない。
山女でも黒鯛でも餌を適正位置(x、y、z)に送り込まないと釣れないのと同じ。

折角、婚活ダンスパーティに行っても壁にもたれて立っていても可愛い女性とは知り合えない(笑)

元気の良いおとりアユだったら自然に適正位置に入るがオトリが弱ってくると浮いてきてアユが掛からなくなる。その時の対策として下記の補助手段がある。

おもり 取り付け 鮎釣り

おもりを取り付ける。

荒瀬、ガンガン瀬にオトリを入れる時、元気オトリでもなかなか底に沈まない。
その時は始めからオモリを着けてオトリを送り込むと一発で野アユがガッーンと掛かる。

但し根掛かりに注意して張らず緩めずの状態を保つことが重要である。
荒瀬の釣りは豪快であるが一瞬たりとも気を緩めることができないデリケートな釣りである。

鼻カンの先5~20cmくらいの所に取り付けてこの間隔が短いほどオトリ鮎は沈みやすくなるが、逆に根掛かりしやすくなるというデメリットも生じる。

初心者にとってオモリよりも一通りの動作になれることの方が先決だが、オトリ鮎を沈めることは友釣りでは欠かせない対策の一つで、オトリが浮いてしまうと釣果は期待できない。

最初は流れの緩いポイントで一通りのことを覚えればいいが、次のステップで流れの速いポイントを攻めればオモリの必要性がわかってくる。

大きな石と石の間や落ち込みの白泡の中など、そこだけ流れが速い所が無数に点在します。こうした場所はオトリを沈めにくいので1・5~2号と重めのオモリを付けてピンポイントで狙う。

オモリ 鮎引き釣りの方法

「オモリは根掛かりする」と、まったく受け付けない釣り人は少なくないしかし、根掛かりをするということは、しっかり底を取っている証拠である。オトリアユを底へ沈める道具としては、オモリにかなうものはないといえる。

オモリをなるべく根掛かりさせない配慮と、根掛かりを外すテクニックを身につけさえすれば、荒瀬などでは強い味方になる。

オモリ釣法の基本は、絶対水中糸をゆるませない。水中糸をゆるませ、オモリを上流から転がして根掛かりさせたら「絶体絶命」、まず外せない。オモリの最大の欠点をもろに出す行動といえ、そうならないよう、常に糸を張った状態で釣り続けることを心掛ける。

オモリを付けたらべ夕竿に構え、オトリアユを下流から上流へ誘導する引き釣りに徹する。底石の小さな底流れの強いポイントを攻略するには、もっとも効果的な釣り方の一つである。

引き釣りのオモリは、少し大きなものを選ぶ。オモリの位置で水中糸に角度がつかないと、オトリアユヘ水中糸にかかる水圧が伝わり、しなやかな引き釣りができなくなる。

オモリ 鮎引き釣り

オモリ 鮎引き釣り

鮎 おもり 付け方

鮎 おもり 付け方

オモリ 根掛かり 外し方  鮎釣り

大きめのオモリは、必然的に根掛かりが多発するが、心配無用だ。
引き釣りの根掛かりは100%外すことができる。下流から上流へ引いている

ということは、オモリは必ず底石の下流側へ根掛かりする。オモリを外そうとむ
やみにしやくったり、竿尻をたたいたりしている釣り人をよく見かける。逆に複
雑に根掛かりさせるだけで、得策とはいえない。何の成果も得られず無駄に時間
のみを費やし、あげくの果てオトリアユを放流することになる。

では、引き釣りでのオモリの根掛かりの外し方を説明しよう。

① オモリが詰まり上流へ引けなくなったら、水中糸を張ったまま竿を垂直に
立てる。

②竿を垂直にし、水中糸が張っているのを確認後、竿を川の流れと平行に下流側へ45度ほど倒す。

③竿を倒し水中糸が水流により十分に下流側へ膨らんだのを確認する。ひと 呼吸おいてスッとスピードをつけて竿 を立てる。(①の状態に戻す)

④膨らんだ水中糸が直線になるときにかかる水圧により、オモリは下流へ移動しオモリが外れる。

この一連の動作で、根掛かりは100%外れる。私はオモリを付けて釣っていると、1日数百回から千回は根掛かりさせる。しかし、この方法を会得してからは、オモリの根掛かりによる糸切れは皆無といっていいほどなくなった。

背ばりを打つ  鮎釣り

ルアーの原理と似てて糸を引くとオトリアユの背中に水圧がかかりオトリは斜め前方の底に向かって進んでゆく。

大きな石のある場所ではおもり付きでは根掛かりの恐れがあるが背バリは根掛かりの恐れが少ないので有効な手段である。

但しオトリアユの動きが直線的になり不自然な泳ぎ方になるのが欠点である。

*胴締めも基本的には同じ理屈。

背バリの機能(特性)を生かすには竿操作で決まってくる。
背バリを誤解している人たちの多くはオトリアユが沈んでからも水中糸を張り
続け、オトリアユの泳ぎを殺してしまっている。逆立ちした状態のままヒレを動
かさないオトリアユは石ころと同じ。当然野アユは侵略者と認めず、まったく相
手にされないことになる。

オトリアユを沈めたら、水中糸の張りをなくし、自力遊泳を尊重する。その後
の水中糸のおばせ加減は、釣り場に合わせていく。トロ場は存分におばせをとっ
て釣るが、瀬で必要以上に水中糸を水中に没すると、水中糸に水圧がかかりすぎ、
オトリアユは自力で泳げなくなる。

水流の強いポイント(早瀬・急瀬)では、おばせをほとんどとらない。張らず
ゆるめずを心掛け、釣っていく。つまり、糸は張っているように見えるが、穂先に
はまったく負荷がかからない状態を保つ。

細糸/メタルラインを使う。

糸が無かったオトリは自然な泳ぎ方をして即、アユが掛かるだろう。

その状態に少しでも近づける為に糸を細くする。

但しあまり細すぎると引き抜き時に高切れしてしますのでアユの大きさを考慮した糸を使用する。

ナイロンライン・フロロカーボン  号数 太さ 強度(kg), 標準直径(mm).

・号数×4=強度〔lbS,ポンドクラス〕
・強度〔lbS,ボンドクラス〕÷4=号数
・ナイロンライン・フロロカーボンの強度は約、号数の4倍です。
そしてナイロンライン・フロロカーボン問わず、強度と直径との関係についてこの表が通用するのは日本裝のラインのみです。

lb ポンドは重さの単位ですが釣り糸の強度の単位としても使用されています。

1 lbは約453.6グラムです。

ナイロンライン・フロロカーボン

号数 ポンド(lb.) 強度(kg) 標準直径(mm) 鮎の大きさ
0.1号 0.4 0.181 0.053 mm アユ18cmまで
0.2号 0.8 0.363 0.074 mm       22cmまで
0.3号 1.2 0.544 0.090 mm       25 cmまで
0.4号 1.6 0.726 0.104 mm
0.5号 2.0 0.907 0.117 mm
0.6号 2.4 1.089 0.128 mm 大鮎用 ↓
0.8号 3lb 1.361 0.15 mm
1号 4lb 1.814 0.17mm
1.5号 6lb 2.7kg 0.21mm
2号 8lb 3.6kg 0.24mm
2.5号 10lb 4.5kg 0.26mm
3号 12lb 5.4kg 0.29mm
3.5号 14lb 6.3kg 0.31mm
4号 16lb 7.2kg 0.33mm

メタルライン 鮎つり

メタルラインの場合はナイロン糸の約3倍の強度があります。

また、伸びにくいために感度が良くオトリの動きが良くわかります、但し非常時、高価です。1m単位で約800円以上はします。

また、キンクしやすく糸が絡まったりするとすぐに切れやすいのが欠点です。

そのキンク対策として各社がキンク防止用複合メタルのラインを販売しています。

胴締め、スーパーウェポン、極楽背ばりを使用

その他、胴締め、スーパーウェポン、極楽背ばり等の補助手段があるがあくまでも
補助でありそのツールを使いこなすまでは相当に熟練を要すと思われる。
私も通常使用するのは極楽背バリだけである。
それも野アユが掛かったら即外し、何も着けないで状態で釣りをする。
シンプル イズ ベスト。やはり元気オトリが一番である。

関連記事:鮎を潜らせる方法

鮎がつれない理由3 針がバレル!

釣人とアユとの接点はハリである。
どんなに良いポイント、仕掛け、竿があってもアユとのコンタクトするハリ先が磨耗してたり、ハリのサイズが適合しなければアユ釣れない。
川に鮎がおり、追いも良いのに掛からない、せっかく掛かった野鮎を直ぐ、ばらす。
その主要な原因はハリにある。

ハリ号数とその特性

『カラミ』

ハリが魚体に絡みつくこと。
ハリの号数が小さい(軽い)とハリが浮いてしまい魚体に絡みにくくなる。

ハリ号数を大きくする(重い)と絡みが良くなるがトロ、チャラでは根かかりをする確率が高くなる。

『保持力』

ハリ掛かりした野アユの肉が刺さった部分から切れる、「身切れ」の度合いのこと。

4本イカリより3本そしてチラシの方が保持力があり身切れしにくい。

『取っ付き』

ハリ先が魚体に立つことをいう。

ハリ号数が小さい程、ハリ線径が細くなるので取っ付きやすくなるが折れ、曲がりが発生しやすく又ハリ先が石等で磨耗しやすい。

『食い込み』:

ハリ先が魚体に食い込むことをいう。

ハリ号数が小さい程、ハリ線径が細くなり、テーパーが鋭角になり食い込みやすいが折れ、曲がりが発生しやすく又ハリ先が石等で磨耗しやすい。

ハリ角度とその特性

ハリ角度が大きいと刺さりやすいが外れやすい。早がけがこのタイプ。
早がけでバレが多発するようなら角度の小さいキツネにかえる。それでも外れるようなら長良、入間に換える。

種類は、矢島、狐、トンボ、長良形などがあり、魚のサイズ、かかりの良さ ばれの少なさなどを考慮して使い分ける、 掛かりが早く、掛かったら、ばれない針を選ぶことが大切になります。 25㎝以上または、250㌘以上の大物狙いなら、ふところの広い針を使います。

針の大きさは、解禁初期、盛期、終期及び仕掛けの型(1本バリ、チラシ、いかり)によって決めますが、 6.5号~12号くらいまでを使い分けます (号の数字が小さいほど小さな針を表します)。

ハリスとその特性

ハリスは号数が小さい程、細くなりカラミやすく、かかりやすいがやすいが自動ハリス止めから切れやすい。また、ハリが沈みやすくなるので底ががりしやすくなる。

逆にハリスが太い程、カラミにくくなるが切れにくい。

0.6号~1.5号が標準的なハリス太さでありハリの重さ、水流等を考慮して決める。

ハリ仕掛け

3本イカリの長所は身切れによるバレが少ない事です。これはハリの間隔が広いため効きハリの1本がより深く刺さる事が多い為です。逆に4本錨は同時に2本のハリが鮎に触れる率が高く、効きハリは1本でも浅い掛かりとなり身切れしやすくなります。引き寄せは引き抜きよりも取り込みに時間がかかります。よって身切れしにくい3本イカリが有利です。

激流および大物鮎の場合はガッチリ、食い込み、キープできるチラシ、ヤナギが昔から使用されています。

名称 備考
4本イカリ カカリやすいがばれやすい。トロ、チャラ瀬向き
3本イカリ 4本と比較するとかかりにくいがばれにくい。
チラシ かかりは遅いがばれにくい。
ヤナギ かかりは遅いがばれにくい

関連記事:掛けバリ

鮎釣り 取り込み 方法

鮎の取り込み方法には引き寄せ、引き抜き、九頭竜返しがある。

引き寄せ アユ釣り

①アユがかかったとき下流へ下りながらサオを立てる。

②サオを後方へ倒し,アユが浮き上らないように下り岸へ寄せる。

③流心に泳がせないようにさらに寄せる。

④取り込む位置を決め,す早く移動してミチイトをつまむ。

引き寄せ アユ釣り

引き寄せ アユ釣り

引き抜き アユ釣り

ベテランがよくやるのが「引き抜き」と呼ばれる取り込みである。浮かせたアユを竿の反発力を使って引き抜き、玉網でキャッチするスタイルだ。手や腕の力はさほど必要としない。竿を真上に突き上げるような感じでそっと抜き上げるのがコツ。スッと竿を突き上げると竿が
しなり、負荷が竿に集中した直後の反発力でアユが引き抜かれる原理だ。最初はコントロールが定まらす、玉網を通過することも多い。そのときは改めて吊るし込みで取り込めばよい。練習すればだれでもできる。

九頭竜返し 鮎友釣り

九頭龍川の鮎師が激流の鮎を取り込みために考案された取り込み方法。

腰胸まで立ちこむ釣りで手尻を短めにして、掛かり鮎を返し抜き、手元に抜いた鮎が戻って来易いように上流2.3mへ落としつまみ糸を持って、最後に流しダモ・スカリダモで取り込む。

1.鮎が掛かったらすぐに上げず、しっかりと掛かり鮎に針を食い込ませる。

(掛けバリはチラシがベスト)

2.垂直90度~120度にしっかりと竿を構え、溜め込みながら 鮎を浮かす。

3.鮎が水面上に見えたら、 上流落としたい位置を確認して一気に引き抜き抜き、落ちた位置を確認したら、テンションを張りながら流れに乗せ、 自分の手元へアユを寄せる。

4アユが自分より下流に行かない前につまみ糸を持ち、流しダモで掬う。
手で取り込む場合は、おとりアユをハナカンから外し、引き舟に入れ 背掛りのアユを目の前で吊り下げながら、アユを持ち、先にハナカンを通し、 最後にかかりアユの針を外す。

関連記事:鮎の取り込み、寄せ

参考文献:

1.アユ釣りがわかる本

2.明解 友釣り読本 高塚 靖弘

3.アユ釣り 超思考法 小沢 聡

4.アユ読本   伊藤 稔

5.友釣りABC 福田 眞也

6.鮎釣り 烈士伝 鈴木 康友


スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする