鮎竿、渓流竿 DIY修理、メンテナンスの仕方
荒瀬で釣りをして高価な鮎竿、渓流竿を折ってしまった、口欠した、ヒビが入ってしまった方は多いはず。
又、破損した竿を交換したくてもメーカー純正パーツが廃盤のためにもう手に入らない場合も多いと思います、そんな時に自分で修理する方法を解説。
鮎竿、渓流竿 修理、補修の方法
鮎竿、渓流竿の取り扱い方 破損防止
まずは鮎竿は破損しやすい道具であることを再認識して取り扱ってください。釣りに夢中になるとその事が疎かになりがち、一匹のアユを釣るために数万円の竿が破損してしまうことが起きます。
ムリはしない、安全第一です、これは鮎釣り中の安全事故、死亡事故の防止にも繋がります。一匹のアユの為に死んでしまったら元もこうもない!
スケベ心を出さない!(笑)
鮎竿はロッド本体の使用時には、相当な荷重にも耐えるよう設計されていますが、伸ばしたり仕舞ったりする際の、ウッカリミスなどで、破損を起こしたりします。
大切なカーボンロッドをそんな事故から未然に防ぐために
①竿を出す時の注意
②使用中の注意
③竿を仕舞う時注意をご確認ください。
鮎竿、渓流竿を立て置かない!
立て掛けて置かないこと、これが重要です。
釣行から帰る場合には竿をたたんだらすぐにロッドケースに入れ、車に保管する。
また、ポイントを移動する際や休憩時にはなるべく仕掛けを仕舞い竿を畳むことをお勧めします、そうすることでひび割れ、口欠等の防止にもなります。
鮎竿、渓流竿を地面に置き竿しない!
置き竿はしないことが重要、 置き竿をすることによってヒビ割れや砂利が付着することによるキズができる可能性が高いです、 また、風が吹くと転がって複数個所にヒビが入ってしまう場合もあります。
鮎竿、渓流竿 根掛かりしてあおり過ぎない!
根掛かりした場合基本的には軽くあおって外れない場合は根掛かりした場所まで外しに行き、 それができない場合には根掛かり外しを使い対処するか、どうしても外れない場合は糸を引っ張って切る、 無理にあおって竿を破損しては元もこうもなくなる。
鮎竿、渓流竿 節落ちさせない!
竿の合わせがゆるんだり、使用中のショック等で竿が立っている時、節が落ちてしまい、竿の折れや破損につながることがあります。
ゆっくりとしっかり伸ばせば、発生しません。
伸ばし方は一度真っ直ぐに伸ばした後、再度ひねりながら伸ばすと5mmほどまだ伸びる筈ですのでそこまで伸ばし切ってください。
これでで節落ちが減ります、それでも駄目なときは込み口(竿の継ぎ目)にロウソクを塗ってください。
鮎竿、渓流竿を出す、仕舞う時の事故
鮎竿で多くトラブルが発生するのは竿を出す、仕舞う時です。
竿の仕舞い方、たたみ方が悪いと穂先が折れたり、竿が破損することが発生します。
よって正しい竿を出し方、仕舞い方で覚えて鮎竿を丁寧に取り扱ってください。
正しい鮎竿、渓流竿のたたみ方
安全に竿を伸ばし、たたむ時には下記のポイントを守る。
- 元竿は必ずしっかりと脇に抱える
- 細いところは特に竿の継ぎ目、玉口付近を持って扱う。
- 元竿を抱えつつ元竿の玉口付近を中指、薬指、小指の3本で押さえる
- 竿を”つかむ”というよりは親指と人差し指で”つまむ”
鮎竿、渓流竿 固着防止
雨天の時に良く発生します。
まず、固着しないように雨天の際はしっかりと竿を伸ばします、 固着を恐れて少し余裕を持たせると節落ちしやすくなりますので他の事故原因につながります。
その上で固着してしまった場合は下記の方法をお試しください。
片方を柱や壁に直角に当てます。もう片方にカマボコ板状のものを当ててからハンマーなどで叩きます。
又、下記の動画のように固着している竿の部分を出して輪ゴムを固着した節の上の番手のつなぎ部分に装着し、輪ゴムを下方向に引っ張り竿をつまみます。 その状態で指を離せば動画のようにして外れます。
動画 鮎竿 固着の外し方
ティムコ(TIEMCO) ワックス TMC フェルールワックス
ろっかいくん(床置型) (アユ竿のロック解除器具)
アユ竿が固着(ロック)してしまった時に便利な道具です。
鮎竿、渓流竿の修理
カーボン鮎竿は年々、軽量化、高弾性化されておりますが、それだけに繊細な面もあり、取り扱いの不注意で、思わぬ破損を招くこともあります。
鮎竿、渓流竿 折れ 追い継ぎ修理
折れた鮎竿を加工後、ショートパーツでの追い継ぎ加工をして行く修理方法です。
#1番に折れた#2番の玉口上部パーツを差し込み、この折れたパーツ#2の玉口部分を基点として、修理して行きます。
鮎竿、渓流竿 元竿折れ 修理
二液性硬化剤を補強したい箇所に塗布し、その後に補強部品を取り付けます。
鮎竿、渓流竿 玉口の口欠け 修理
下記がその手順です。
*この修理をする際にも『クリアラインテープ』を使用すると作業が楽です。
おすすめ 商品 カーボンロービング
鮎竿、渓流竿 ヒビ 修理
転倒、衝撃で鮎竿にヒビ、亀裂が発生した場合はヒビ、亀裂の発生個所および程度によってFRPシートを貼る及びカーボンロービング巻く、単に2液性硬化剤を塗布すると等の方法があります。
カーボンロービングを巻いて接着剤で硬化させる場合はチタン・カーボン用の接着剤がお勧めです。
おすすめ 商品 メタルロック
鮎竿、渓流竿 パーツ
鮎竿の破損で一部のパーツ、部品が破損したら価格が手頃ならパーツを入手したほうが安全で確実です。
パーツを予約する時には鮎竿のパーツ名(番手)を間違わないようにしてください。
下記は鮎竿パーツの番手名です。
ダイワ、シマノ、がまかつ、シモツケなどのロッド(渓流竿、鮎竿)のパーツ販売いるのが下記のサイトです、参考にしてください。
関連サイト:鮎ロッドパーツ注文
又、ヤフオクで中古品の鮎竿を探す手もあります、特にジャンク品は価格が激安です。
鮎竿、渓流竿 修理 専門店
最後は鮎竿 修理 専門店です、お金はかかりますが安全、確実です。
お金のある方は初めから断然ここですね。
関連サイト:
鮎竿、渓流竿の掃除、コーティング、メンテナンス
鮎竿、渓流竿を長持ちさせるためには基本は清掃です、竿の内部に侵入した砂、ゴミをすべて取り出します。
次に竿の接続部のロウソクを塗り固着、節落ちを防止します。
コメント